500万条件戦の力を競馬レーティングで見る。

500万条件戦の力を競馬レーティングで見る。

本家レーティング・マニアックのレーティングから
実際の力差を見る事で勝負に加わる競走馬を把握するのは
基本となります。


阪神7Rを見てみます。

1番人気〜3番人気までオッズは拮抗してます。
実際の力を見ると

スイートジュエリー 83
クイーンオブライフ 81
エーシンパナギア  88

4番人気以下の馬達のレーティングを見ると

エリモレインボー 81
フレンチミシル  80
キクノキアラ   84
ブロッケン    87
ワイキキブリーズ 79
デンファレ    81
ラベンダーカラー 84
カシノインカローズ79
ダンスインザスカイ74

となっています。

エーシンパナギアがトップですが
他との力差がそれほどあるわけではない事が判ります。

また表記したレーティングは、当該対象馬のプレレーティングの最高値
を記したものですので、唯一一回のみの数値である馬もいます。

例えば、ブロッケンがエーシンパナギアにつづく、2番手のレーティングを
マークしていますが、レーティング対象レース3走全てを掲載すると
79、81、87となっています。

一方のエーシンパナギアは、88、87、78、88と安定した
レーティングをマークする馬である事がわかります。
※マイナス面は長期休養明初戦という事でしょう。


このように予想に入る前にレーティングを使って整理してしまう事で
無駄な作業と無駄な悩き、勝負馬を探る洞察力のみに捧げることができます。

もうひとつ上級クラスのレースを見てみます。

京橋特別(1000万クラスですので、
レーティングマニアック出馬レートが一括インポート用及び配信マガジン
にも記載されています)

ムスカテール一番人気、レーティングも104と重賞級の数値ですが
この104というレーティングは古馬戦では唯一一度、昨年11月の
鳴滝特別のパフォーマンスレーティングです。その後のレーティングは
95、93、88(前走休明初戦)となっている事実もレーティングから
わかります(レーティングそのものは無料ソフト用一括インポートファイルが
レーティングマニアックから配布されています)

2,3番人気の馬達をみるとまずサフランディライト
レーティング95、この馬の近走5走をみると
古いほうから、89、95、86、89、92となっています。

リベルタスの106というレーティングに関しては、昨年1月
3歳限定オープン戦のものです。その後の5走はレーティングの対象に
なる走りは見せていません。

ダノンマックイン97

三田特別当時に詳しく配信されていましたように昨年10月の兵庫特別
のレーティングです。その後長休下鴨を叩き2戦消化していて
その2戦のレーティングは、90、86
ソロソロ本領を発揮する可能性も高いといえます。

※兵庫特別にて負かした馬は、現在はG2勝利の
ギュスターグクライ、1600万勝ちのダコール
4,5着馬も現在は1000万クラスを勝利している
スーサングレート、カリスマミッキーです。

ハンデ戦として行われているため、当時のJRAの
この馬に対する評価もわかります。
スーサングレートと同等とみなされていた事になります。


メイショウイチバンの97は昨年6月の中山戦のものですが
他のレースでは92、89、85、93というレーティングを
マークしている事から、力は92、3くらいではないかと思われます。

グッドバニヤン 97

こちらは最近は走れて92辺りですのでよほどメンバーが落ちた
レースでない限り期待薄と判断できます。

サトノパンサー 94

5走前からレーティングを見ると、

94、90、94、84、過去には96を二度マークした
事もあり、このあたりのレーティングで安定しています。

特に1000万時代に94〜96で走ったあと、1600万
クラスに昇級し、力関係を測るかのように一度94で走ったあと
は降級を待ったようにレーティングも落ちています。
そして今回降級初戦となる事から、94〜96の力は発揮することが
予測できます。


競馬レーティングというものは(他のどんなものでも同じですが)
出馬の表に記載されたものを眺めて競馬新聞の印でもみるかの
ようにどちらが高いか低いかといった事の指標にするものではなく
個々の洞察力を支援するものだと私は思っています。

レーティング・マニアックDATA室 競馬屋予想ノート