情報というものは消化してこそ情報である。

情報というものは消化してこそ情報である。

レース終了当日、配信される、レーティングマニアックの競馬レーティング
読者として受け取る側である私にとって、配信されてくる暫定レーティングは貴重な
ものだ。

レーティングマニアックの管理人様が当該レースのレベルをどのように把握したのか
ある程度の洞察力があれば、レーティングという数字の深い部分まで見えてくる場合もある。

昔、管理人様に習った事だが、勝ち馬一覧表のような簡易的なDATAを見る場合
どこに目をつけるのか?

まずは、当該レースの特性を洞察する事

次になんらかのレースとの関係を洞察し

流れの中に変化がないかを見る。

この「関係」と「変化」をつかむ事ができると、構造が見えてくる。

そうなれば、当該レースの未来が見えると教えていただいた。

つまり、一言でいうなら、DATAの中に潜むリアリティを探せという事になるのだろう。

競馬レーティングも同じである。数字の中に潜むリアリティを私はいつも見る。

見るというより読むといったほうが的を得ている。

本日JRAのHPで発表された、先週のスプリングステークスのレーティング

勝ち馬である、グランデッツァは110と評価された。

この背景は考えるべくもなく、ディープブリランテの過去3走を一律107とし

算出の基準馬としてきた事から察しがつく。

ではレーティングマニアックからレース終了後配信された、レートはどうだろう?

勝ち馬であるグランデッツァ111、ディープブリランテ108

となっていた。JRAのように一律の基準馬にモノサシの役を委ねれば

共同通信杯と、このスプリングSの勝ち馬の比較も容易にできる。

両勝ち馬の力は同じとなる。だがレーティングマニアックのレーティングでは、

スプリングSの勝ち馬の方が2ポンドほど上と見た形のレーティングとして配信されている。

この背景は、ラジオN賞にポイントがある事は確かである。

つまり、共同通信杯勝つべくして勝利したゴールドシップより、出走してくれば

強いと判断されていた、グランデッツァを例え同じ相手であってもランキング上は

変えてはならないという判断の元に先を見越したレーティグ算出がなされているのである。

つまり何をもって、グレードの違いとするのか根本を考えれば判る。

共同通信杯に出走していたメンバーの賞金額は

2000万円のディープブリランテと、2500万円のゴールドシップ2頭の下は

後に弥生賞を制した900万円のコスモオオゾラであり

他は400万円そこそこの賞金馬である。

対してスプリングSの出走馬を見ると

2000万円台の賞金馬

モンストール2000万
マイネルロブスト3350万
ディープブリランテ2750万
アルフレード4400万
グランデッツァ2000万

次位は、ゼロス1850万
サトノギャラント900万
ビービージャパン900万
バンザイ 900万

とつづく、どうみてもメンバーのレベルが違うのである。

強引ともいえる、レーティングの背景も

レーティングを「読む」事によって馬券そのものに活かせるのではないだろうか。


競馬屋予想ノート